岐阜ペインクリニック卯月医院
 医院のご案内 | 院長プロフィール | トップページ
院長  加藤 利政

 師走ですよね、みんな超多忙。この時期、私も忙しい。それは・・・・・“沢庵造り”。
ボストンにいた時、家族にアメリカを楽しんで貰おうと僕は懸命でした。テニス、水泳、ディンギィー、スキー、スケートとスポーツを、子供館、科学館、水族館と科学を、音楽堂とヴァイオリン演奏で音楽を、Amusement park で娯楽をと色々探しました。ですからパイオニア、情報を聞きにいらっしゃるご家族もお見えでした。
日本料理が家族の好み、pizzaばかりではやはり飽きる(僕は全く日本食を取らなくても大丈夫なので、家族のため、これ当たり前)。米はカリフォルニア産がとっても美味く、中華街で求められるので全く問題なし、味噌も日本食材店で高いながらも入手可能でOK、しかし漬物、定番の梅干しと沢庵はとても高くて、とても美味しくない。経営上手な韓国人経営店では比較的廉価ですが、やはり美味しくない。簡単に言うと日本のスーパーマーケットで一番安く売られている物を船便で長時間置いていた感じ。で、漬物を楽しんでもらおうと、母に教わった“蕪の塩漬け”を作ってみました。蕪は中華街で、昆布は日本人街でOK。唐辛子を探して、中華街で見つけた緑の一物。緑は辛いと知っていましたが、一応“Is it hot?”、“Yes, it’s very hot.”。で、即購入。アパートに戻って蕪を切って、塩をまぶして、昆布と唐辛子を一生に漬けこんで、重石を載せて出来上がり。何故か御小水に行きたくなり、手を洗わずに御手洗いに直行、で、ああ、幸せ。でもそれが悲劇の始まり。おしもが熱くなってきて、痛みさえ思えるようになってきました。即シャワー。味は上々だったようで、又の希望もありましたが、あの熱さ故に全て却下。“Green pepper is dangerous.”、たまりません。で、ボストン駐在中、家族には美味しい漬け物を我慢してもらっていました。
 国へ帰って来てから、高野山の御坊様と知り会える事が出来、幸いにも漬物の作り方等教えて頂きました。まずは梅干し。梅を塩漬けし、塩モミした紫蘇を上に載せ、翌年梅と紫蘇を干した後、梅酢に戻して、暫く置いて出来上がり、大成功、エッヘン。
次は沢庵。干した大根を塩・米糠の樽の中に入れ、重石を載せて、暫く置いたら出来上がりのはずが、カビが生えて大失敗、ガックリ。何度と御相談申し上げ、色々御意見を頂いて、試行錯誤を繰り返したものの、苦闘の連続、はいさようなら。その後は諦めていたのですが、上土居に転居後、ある師走に患家より大根と米糠を頂きました。詰まる所、沢庵を作ってみろとの御命令、さっそくトライアゲイン。春になって、お化けを見るような面持で蓋を開けてみて吃驚仰天、そこにあったのは正しく沢庵でした。そして今まで失敗していた原因が理解できました。樽の置き場を南向きのベランダから、車庫に変更しただけで美味しい沢庵を作る事が出来たのですから、それは“温度”。でもあれ程御聡明な御坊様がそれに気付かなかったのは何故なのでしょうか。京都の冬はそんなに寒いのでしょうか。イヤイヤ、置く場所を南向きのベランダにするような非常識な人間がいるなんて思われなかったのが実際のところでしょう。うーん、どこかに穴はありませんか。
 因みに材料が極めてsimpleなのに御気付きでしょうか。焼酎も、昆布も、鷹の爪も、ザラメも、蜜柑や柿の皮も使いません。料理本の材料とは大違いなのです。これを僕はずっと“Simple is best.”と考えておりました。でも少し違う様です。小耳に挟んだ所によると、御寺には檀家衆がいらっしゃり、御供養に御供え物を御寺に御進物されます。この御進物が凄いらしいのです。例えば、梅農家では採れた梅の中でも飛切の一品をこの御進物にするそうなのです。だから御寺が使う梅も、紫蘇も、大根も、塩も、米糠も超一流。Simpleな材料でも各々が一流ですから梅干しも沢庵も素晴らしいのは当たり前。なんてったって本物が一番。僕も「あいつの腕は本物だ。」ともっと多くの人に言われるようにもっと頑張ろっと! さて襟を正して行儀良く。



 平成29年度は多くの手術と神経ブロックを行なわせて頂き、一重に患者各位の暖かな御支援の賜物と感謝致しております。
 さて人は痛い事が嫌いです。当院では、御相談だけされ、手術を御受けにならなかった方や、神経ブロックは所詮注射なのでいやだと仰られる方が少ないながらもやはりいらっしゃいます。その反面、多くの方は痛みの怖さを振り切り、手術および神経ブロックに同意されます。その決意に触れた時、その尊厳さに心打たれる気持ちになります。そして病状の改善や完治を迎えられた時、よく頑張って下さったと頭が下がる思いでおります。
 人は病気から治らなくてはいけません。そのためには手術や神経ブロックが絶対に必要になることがあります。その思いで日々努力しておりますが、何かお気づきな事が御座いましたら、御遠慮なく仰て頂ければ幸甚です。

 これまでの診療で得たものは、
“交感神経活動はブロック療法のみ治療可能である。”
“手術は芸術でなく、学問である。”    
                                      と言う事です。

 専門的治療が少しでも患者各位に恩恵をもたらすことができれば、
これに勝る幸いはないと思っている今日この頃です。

-English is available in April Clinic-

P.S. 私の診療のモットーは“会話”です。手術やブロック療法を行うにあたって、絶対に必要なものは“信頼”と考えております。しかし人と人とのふれあいの中では、疑問や不信がまま生じます。それを解決する手段は“会話”しかないと信じているからであります。したがって、一人あたりの診療時間が結構長く、スタッフからよくあんなくだらない話が続くものだと言われております。以前、全身麻酔中は患者との会話がおこりえない麻酔科に勤めておりましたので、会話に飢えているのかもしれませんね。

岐阜ペインクリニック卯月医院

学歴:
昭和56年3月 岐阜大学医学部卒業
職歴:
昭和56年4月 岐阜大学医学部麻酔学教室に入局する。入局後、岐阜大学医学部付属病院麻酔科での勤務を中心とし、関連病院への出向、国立小児病院への国内留学、東京女子医科大学での透析療法従事職員研修、および米国ボストン市タフツ大学医学部麻酔学教室への留学を行う。
平成 8年9月 美容外科・形成外科に従事する。
平成17年4月 卯月医院を開設する。
資格:
昭和59年 2月
昭和62年 2月
昭和62年10月
麻酔科標榜許可
麻酔指導医
岐阜大学にて医学博士の学位を受く

卯月医院 〒502-0803 岐阜市上土居一丁目7番2号 TEL 058-295-1219
Copyright(c) 2005 Uduki iin. All rights reserved.
クリックで拡大表示