岐阜ペインクリニック卯月医院
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院長  加藤 利政

 手術および神経ブロック療法で頑張っております。これも一重に患者各位の暖かい温情の賜物と感謝しております。
 父の形見を整理しようと、開業直後の日曜日に岩倉の実家に通っていた頃の話です、だから13年前、頃は6時頃、とある牛丼屋で 朝食を取っておりました。ここの朝定食は、飯・味噌汁・御新香・焼き海苔で with 納豆 and / or 鮭 であります。僕は朝御飯を大学生以降原則食べないので、with 納豆がブランチ感覚、夜までOK、助かりました。大学二年生の昼寝のため夕食を食べ損ねた翌朝の一膳飯屋での御飯・味噌汁・納豆・冷奴、御勘定が千円以上、吃驚!と異なり、その御値は極めて reasonable。安心、安心。
 そこでのある光景。むかえに座った家族連れの男性が with 納豆 and 鮭で注文。まず彼の人は納豆と醤油を掻き混ぜ御飯に載せ、混ぜ混ぜ。「そうだよなー。納豆を御飯の上にのせて混ぜずに食べるより、あの方が美味しいよな。」。そして彼は焼いた鮭を崩し、その御飯に混ぜ混ぜ。「あーやって食べたら、絶対に美味しいよな。でもちょっと人目が気になってできないな。」。で、次の彼の行動は焼海苔をみじみじに砕いた後、その御飯に混ぜ混ぜ。「絶対に美味しい。美味しいに決まっている。でも僕には体裁があるもんね。だから味わえない。残念。」。更に彼は、御解り頂けるだろう、御新香を上記に混ぜ混ぜ。「複雑な味だろう。そして美味しいだろう。残念だ、できない。僕は一小市民。」。
 朝御飯を食べながらも、僕の眼は彼に釘付けです。この時ふと恐ろしい考えが頭を過りました。「ひょっとして味噌汁をかけて、猫まんまにするんじゃないだろうか?彼ならやれるし、やりかねない。そしてその時僕は『あっ!』と叫んで立ち上がり、指さすかもしれない。僕も反射的にやりかねない。やってしまったら彼に失礼だし、周りのお客様は僕を見るだろうからとても恥ずかしい。」。そこから先はもう怖いもの見たさに過ぎず、やたら視線を変えたりしつつも、興味津津の僕。とうとう彼の人の手は味噌汁へ。御椀を持ち上げるのと同時にこちらは臨戦態勢。「もう駄目だ。衆知の視線は僕の下に。」。
 ついに最終シーンへ突入しました!そうです、彼は徐に箸を持ち上げ、味噌汁を掻き混ぜます。とっくに僕の視線は再び完全に彼に釘付け、困ったもんです。「ゆったりとしたその動作の後に、驚愕の構図が待っている。」。そう思うと朝御飯を食べながらも、興奮のあまり口まで渇いてきました。そして彼の採った行動とは→→→御椀を口元に運び、一口ゴクリ。そしてあの美味しそうな御飯をそのまま一口パクリ。そのパターンは変わらずで御健啖。でフィニッシュ。猫まんまはなし。ホッと一息、「助かった・・・・。」、後は暫く放心状態の僕でした。
 一つの事が気になると結構執着する僕が、そこそこ問題を解決してこれたのは、計算力と上記の観察力と考えております。恩師山本道雄先生のおかげで、多くの研修機関で励んでいた時、本当に役に立ちました。麻酔科から形成外科と美容外科に転身した時も救ってくれました。チャンスを与えて下さった他界された恩師と変な才を遺してくれた亡くなった両親に対して感謝、感謝であります。さて、一般に日本人は観察力に優れていると言われております。しかし長きに渡って外国の病院に勤め、多数の日本人見学者を御案内されていた方の話によると、「日本人は頭が良いので、解らない外国語で説明されても、今迄の知識とその洞察力を駆使してなんとか理解してしまいます。一を聞いて十を知る感覚です。しかしその理解は絶対に自分の範疇を超えません。その壁の向こうに新たな世界が広がっていても乗り越えられません。壁が分厚いからです。」。米国留学中、「君ほどに英語会話に堪能な日本人を見た事がない。」とのボスの Richard からの尊称(エッヘン!)をかなぐり捨てて、中国人と英語以外でコミュニケーションを取っていた光景を見た同僚達から、実は漢字を用いていたに過ぎないのに、Trilingual との新たな称号を頂いちゃいました。だから結構重宝して頂きました。
味を占めた僕は、帰国後、中国語会話を勉強しましたので、今や日本語・英語・中国語・名古屋弁・岐阜弁を使う Pentalingual になったと豪語 しております!(本当か?)。鞄持ちで雇って頂ければ、きっと御役に立ちますよ、そこの美しいあなた!さてここで襟を正して、行儀良く。

 平成29年は多くの手術と神経ブロックを行なわせて頂き、一重に患者各位の暖かな御支援の賜物と感謝致しております。
 さて人は痛い事が嫌いです。当院では、御相談だけされ、手術を御受けにならなかった方や、神経ブロックは所詮注射なのでいやだと仰られる方が少ないながらもやはりいらっしゃいます。その反面、多くの方は痛みの怖さを振り切り、手術および神経ブロックに同意されます。その決意に触れた時、その尊厳さに心打たれる気持ちになります。そして病状の改善や完治を迎えられた時、よく頑張って下さったと頭が下がる思いでおります。
 人は病気から治らなくてはいけません。そのためには手術や神経ブロックが絶対に必要になることがあります。その思いで日々努力しておりますが、何かお気づきな事が御座いましたら、御遠慮なく仰て頂ければ幸甚です。

 これまでの診療で得たものは、
“交感神経活動はブロック療法のみ治療可能である。”
“手術は芸術でなく、学問である。”    
                                      と言う事です。

 専門的治療が少しでも患者各位に恩恵をもたらすことができれば、
これに勝る幸いはないと思っている今日この頃です。

-English is available in April Clinic-

P.S. 私の診療のモットーは“会話”です。手術やブロック療法を行うにあたって、絶対に必要なものは“信頼”と考えております。しかし人と人とのふれあいの中では、疑問や不信がまま生じます。それを解決する手段は“会話”しかないと信じているからであります。したがって、一人あたりの診療時間が結構長く、スタッフからよくあんなくだらない話が続くものだと言われております。以前、全身麻酔中は患者との会話がおこりえない麻酔科に勤めておりましたので、会話に飢えているのかもしれませんね。

岐阜ペインクリニック卯月医院

学歴:
昭和56年3月 岐阜大学医学部卒業
職歴:
昭和56年4月 岐阜大学医学部麻酔学教室に入局する。入局後、岐阜大学医学部付属病院麻酔科での勤務を中心とし、関連病院への出向、国立小児病院への国内留学、東京女子医科大学での透析療法従事職員研修、および米国ボストン市タフツ大学医学部麻酔学教室への留学を行う。
平成 8年9月 美容外科・形成外科に従事する。
平成17年4月 卯月医院を開設する。
資格:
昭和59年 2月
昭和62年 2月
昭和62年10月
麻酔科標榜許可
麻酔指導医
岐阜大学にて医学博士の学位を受く

卯月医院 〒502-0803 岐阜市上土居一丁目7番2号 TEL 058-295-1219
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