岐阜ペインクリニック卯月医院
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院長  加藤 利政

 手術・神経ブロックに頑張っております。モチベーションを保ち続けるのはなかなか容易でないのですが、そのひとつにわずかでも成功を収めて愛娘に小銭を残したいとの親馬鹿がある事を隠しえません。一説によると、大成功を得るためには運が必要不可欠なものとされております。誰しもが「運」に恵まれたいと思って止まない事は周知の事実でしょう。しかしその陰には、運を得るための絶え間ない努力、運をとらえたら決して離さない実力、運を得るまでの苦難の道での忍耐が隠れている事を忘れてはならないと戒められております。そして僕にはそれがしみじみとわかる経験があります。
 話は大学2年生の初秋に遡ります。専門課程に移る前の教養課程は殆ど単位を取り切っており、また季節柄水泳の試合も終わってしまったためハードな練習もなく、詰まる所とっても暇。で、御多分に洩れず、余暇を持て余しており、やる事は麻雀位。麻雀を御存じでない方には、“ドンジャラン”の友達と説明するのが一番簡単です。とある土曜日の夜、医学部5年生の先輩の下宿で工学部3・5年の先輩方と徹夜で麻雀しておりました。1・2回戦はよくもこう振り込んだものかと思うくらい完全箱テン、ぶっちぎりの最下位。3回戦一巡目の親も為す術も無くツモられて、あっという間に終了、箱テン寸前。二巡目の親になった時でも、もう駄目だろうと戦意消失状態。でも気を取り直して、配牌に取り掛かったが、来る牌、来る牌、風牌(東・南・西・北)、三元牌(白・發・中)および老頭牌(万子・索子・筒子の一・九牌)の類ばかりが一牌ずつ六種類と全く連続性の無い中張牌(万子・索子・筒子の二〜八牌)が七牌でどうやったらあがれるのか、誰か教えて下さいってか。もお自棄のやんぱち、勝手にしてくれ状態。で、向かった先は国士無双(白・發・中・東・南・西・北・一万・九万・一索・九索・一筒・九筒と頭としてどれかもう一つ)と言う役満で、中張牌を切って行く大冒険。
 と、ところがであります。ツモる牌、ツモる牌、ツモる牌、足りない風牌・三元牌・老頭牌で、あっと言う間に国士無双十三面待ち(頭がない状態、すなわちどの風牌・三元牌・老頭牌でもあがれる超レアーケース)が完成。で、立直(もう一牌で完成ですよとの宣誓)。医学部5年の先輩が「訳が解らん捨て牌だなあ?」なんて言いながら、安全牌として残していた“北”を絶対の自信を持ってポロリ、「あたり、国士無双。」みんなビックリ!手の内を見せて再度ビックリ!! だっ、だってですよ、国士無双でも珍しいのに、おまけに十三面待ちですよ、そして立直即ロン、役満の倍の倍、更に親で192,000点。その時思った事は、素直に「助かった。」の一言。素人連中の麻雀なので、“積み込み”なんて技を持っているはずもなく、まさに真夏の夜の夢(実際は初秋)、本当に僕は強運の持主。
 でも国士無双十三面待ちが達成できたのを、先ほどの戒めから分析してみると、盲牌や組み換えをしなくてもちゃんと待ちが解ると言う技術を得るまでの努力、六種類の風牌・三元牌・老頭牌から国士無双を目標とした上での巧妙な中張牌の捨て方といった実力、そしてぶっちぎりの最下位でも勝負を捨てない忍耐があったからなのです(雀士としては当たり前か?)。昔の人はさすがよくわかってらっしゃる。
 この時思ったもう一つの事は、九蓮宝燈の十三面待ち(万子、索子、筒子のいずれかで一が3牌、二〜八が1牌ずつ、九が3牌そろった状態、即ち一・一・一・二・三・四・五・六・七・八・九・九・九で、この場合も一〜九のどの牌でもあがれるので十三面と呼びますが、本当は九面待ち、これもとってもレアーケース)であがってしまうと即成仏してしまうと言う説で、素直に「良かった、九蓮宝燈でなくって。」と安堵しました。でも、でもですよ、国士無双十三面待ちもかなり危ないのではないかと考えるのも当然です。だってどの風牌・三元牌・老頭牌が出てもロンできる訳ですし、おまけにこれらの牌は序盤に切られる運命にあるため、困難さは更に増してくるとも言えます。しかし僕はまだ愛娘のために一生懸命生きて頑張っている最中なので、九蓮宝燈に限っての言い伝えを残した昔の人の先見の明はやはり正しいと言わざるを得ません(ホット!)。さて襟を正して、行儀良く。

 令和2年度は多くの手術と神経ブロックを行なわせて頂き、一重に患者各位の暖かな御支援の賜物と感謝致しております。
 さて人は痛い事が嫌いです。当院では、御相談だけされ、手術を御受けにならなかった方や、神経ブロックは所詮注射なのでいやだと仰られる方が少ないながらもやはりいらっしゃいます。その反面、多くの方は痛みの怖さを振り切り、手術および神経ブロックに同意されます。その決意に触れた時、その尊厳さに心打たれる気持ちになります。そして病状の改善や完治を迎えられた時、よく頑張って下さったと頭が下がる思いでおります。
 人は病気から治らなくてはいけません。そのためには手術や神経ブロックが絶対に必要になることがあります。その思いで日々努力しておりますが、何かお気づきな事が御座いましたら、御遠慮なく仰て頂ければ幸甚です。

 これまでの診療で得たものは、
“交感神経活動はブロック療法のみ治療可能である。”
“手術は芸術でなく、学問である。”    
                                      と言う事です。

 専門的治療が少しでも患者各位に恩恵をもたらすことができれば、
これに勝る幸いはないと思っている今日この頃です。

-English is available in April Clinic-

P.S. 私の診療のモットーは“会話”です。手術やブロック療法を行うにあたって、絶対に必要なものは“信頼”と考えております。しかし人と人とのふれあいの中では、疑問や不信がまま生じます。それを解決する手段は“会話”しかないと信じているからであります。したがって、一人あたりの診療時間が結構長く、スタッフからよくあんなくだらない話が続くものだと言われております。以前、全身麻酔中は患者との会話がおこりえない麻酔科に勤めておりましたので、会話に飢えているのかもしれませんね。

岐阜ペインクリニック卯月医院

学歴:
昭和56年3月 岐阜大学医学部卒業
職歴:
昭和56年4月 岐阜大学医学部麻酔学教室に入局する。入局後、岐阜大学医学部付属病院麻酔科での勤務を中心とし、関連病院への出向、国立小児病院への国内留学、東京女子医科大学での透析療法従事職員研修、および米国ボストン市タフツ大学医学部麻酔学教室への留学を行う。
平成 8年9月 美容外科・形成外科に従事する。
平成17年4月 卯月医院を開設する。
資格:
昭和59年 2月
昭和62年 2月
昭和62年10月
麻酔科標榜許可
麻酔指導医
岐阜大学にて医学博士の学位を受く

卯月医院 〒502-0803 岐阜市上土居一丁目7番2号 TEL 058-295-1219
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